三十路男。勇気をもらう。

　昨日、大阪府泉大津にある進学塾、「スクールＥＳ」にお邪魔しました。塾長（中学時代からの恩師です）から「新たな場所で夢に向かってチャレンジすることを決めた今のお前の心境を、受験をひかえて勉強に励んでいる中学３年生達に話してみないか？」と誘っていただいたからです。

　
　いや〜、緊張しました〜！教室に入った瞬間、変な汗がジワ〜っと。私は役者です。舞台には何度も立っていますし、本番前に緊張するタイプではないのですが。「あれ？５年前に講師として教えていた時は全然緊張しなかったのに？」と思いながら、とりあえず話し始めました。最初は、自分でもわかるぐらい、緊張から早口になってました（笑）。５分ぐらいしてからですね。なんとなくペースがつかめてきたというか、自分の間で話せるようになったのは。

　
　話の内容は、あの教室にいたみんなと私との秘密です（笑）。

　
　印象に残ったのは、話を聞いている時のみんなの顔。いい顔をしていました。キラキラしていました！受験という試練にのまれることなく、「自分の意志で勉強している強さ」をその視線から感じました。

　
　今、自殺やいじめなど、教育の現場では色々な問題が表面化してきて、尊い命が失われたりもしています。本当に悲しいことです。

　でも、彼らにはそんな心配は必要ないような気がします。みんな輝いているし、塾長をはじめ、周りにいる大人達が、彼らと真剣に向き合っているからです。私も、みんなの先輩として、誇らしく思ってもらえるような人間になりたい。そう思いました。

　
　私の話がみんなの参考になったかどうかはわかりませんが、私は新しい一歩を踏み出す勇気をまた一つもらいました。

　
　みんな、昨日は長い時間、私の話を聞いてくれてありがとう！受験、頑張って下さい！できるだけ早くみんなにいい報告ができるよう、私も頑張ってきます！