三十路男。坐骨のボーカルと焼肉。

shindbad2006-11-21

 昨日、吉岡君(写真の彼です)と焼肉屋へ行ってきました。彼は以前所属していた事務所で一緒に芝居をしていた役者仲間。偶然家が近かったことから(自転車で5分!)、よく行動を共にしていました。

 
 今、彼はバンド活動に専念しています。彼のバンド「ザ☆コーツ」は、私が人生で初めて、そして唯一ライブに行ったバンドです。普段、激しい系の曲を聴かない私には、ガンガン響くライブハウスはとても新鮮でした。

 
 実をいうと、ザ☆コーツ以外に、一度だけコンサートに行ったことがありました。小学生の時です。わけあって、あるアイドルのコンサートに行くことになりまして。私は乗り気ではなかったのですが、友達も一緒に行ってくれるというから、私も行くことにしたんです。

 
 当日。友達は急用で来られず・・・。連絡をもらった時には会場に着いていた私・・・。どうしようもなくて、とりあえず一人で、いや、「独り」で見ることにしました。不安な気持ちを抱えながら・・・。席は、忘れもしません、前から3列目のど真ん中!独りで席に座り、始まるのを待ってました。すると、周りのお客さんがバッグから一斉に何かを取り出すではありませんか!え?いったい何!?そう、それは「ピンク色のはっぴ」と「はちまき」・・・。私は一気にピンク色の中に埋もれてしまいました。その時点で帰りたくてしかたがなかったのですが、皆さんすでに総立ちで。左も右も通れそうなスペースはありません。そして、開演・・・。2時間半、アイドルの名前を連呼する人達の飛び跳ねる背中しか見えませんでした。

 
 今なら、今の私なら、「何事も経験!」と思い、一緒になって飛び跳ねることもできたのでしょうが、そのときの私はシャイな少年・・・。ただうつむいて、顔を真っ赤にしながら座っているだけでした。

 でも、改めて考えてみると、その時の僕はファンの皆さんに失礼でしたね。コアなファンが先を争って予約するはずの特等席に座りながら、はっぴも持たず、はちまきもせず、座ったまんま。○○○○さんのファンの皆様、すいませんでした。